学位論文のイントロダクションには、どのような内容を書けばよいですか? Editage Insights2020/01/17(金) - 09:02 New
現在、学位論文の出版に向けて原稿を執筆中です。良いイントロダクションとは、どのような内容のものですか?
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学位論文におけるイントロダクションの役割とは、研究の計画を示すことです。一般的にイントロダクションでは、研究の「What(何を)」、「Why(なぜ)」、「How(どのように)」に対する回答を示さなければなりません。
- What:研究のテーマ
- Why:このテーマを研究する理由(何に関心を持ったのか、どのような意義があるのか)
- How:そのテーマを研究するための手法
以上の3点を、以下のような構成/順序で細かく説明していましょう。なお、この順序はあくまで一例です。順序はそれぞれの研究に合わせて変更してください。
- 研究の文脈を設定するために、研究の背景を簡潔に示す。
- 研究のテーマを示す。
- 重要な知見を読者と共有するために、関連する先行文献のレビューを示す。
- 必要に応じて用語を定義する(一般的な用語ではなく、自分の研究で使用する新語)。
- 現在の状況や条件を説明し、分析する。
- 現状の分析を基に、リサーチギャップを特定する。
- 分野や社会に対する、研究の意義を説明する。
- 研究の目的を説明する。
- 研究の課題とリサーチクエスチョンを示す。
- 仮説を示す。
- 研究手法(行う実験や使用するリソース)について簡単に説明する。
イントロダクションの目的は、論文を最後まで読んでもらうために、読者の関心を引き付けることです。したがって、上記の点を網羅しつつ、興味を引くような文章を書くことと、適切な情報量で書くこと(多すぎても少なすぎても良くありません)を心がけましょう。
学位論文の執筆については、以下の記事も参考にしてください:
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