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査読依頼を受諾するべきか迷っています。

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査読依頼を受諾するべきか迷っています。 Editage Insights2020/01/12(日) - 00:20
査読依頼がメールで来ました。聞いたことがない雑誌ですが内容には興味があります。かなり荒削りな内容ですが、査読依頼を受諾するべきか迷っています。雑誌名はAsian Journal of Pediatric Researchです。
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回答:

査読依頼を受け入れるかどうかについて、内容には興味があるものの聞いたことがないジャーナルであるという点を踏まえ、きちんと検討してから慎重に判断しようとしているのは賢明です。


ハゲタカ出版をチェックする際の私たちの基準に基づき、ウェブサイトなどでこのジャーナルを確認してみましたが、気づいた点は以下の通りです。
 

  • サイトはよくできており、Publonsにも言及されているが、使われている言葉の粗が目につく。出版済みとされている論文をチェックしようとしたが、見つからなかった。編集委員会のページを見ると、一部の編集委員のプロフィールは確かなものだと思われるが、所属機関ではなく個人のメールアドレスしか記載されていない人については、疑問が残る。また、身元が確かだと思われる編集委員についても、本人の同意を得ているのかどうかはっきりしない。査読者のページは白紙だった。
  • このジャーナルの出版元はインドにあるようなので、UGC-CAREリスト(インドの高等教育規制機関、University Grants Commission (UGC)が出版を認めている科学誌の一覧)を確認してみたが、見つからなかった。したがって、CAREが承認しているジャーナルではないと思われる。
  • 連絡先のページに出版社の名前があったのでインターネットで検索してみたが、その名前に関連するプロフィールは見つからなかった。一方、ハゲタカ出版社に関するいくつかのニュースにその名前があった。
  • このジャーナルは、論文掲載料(APC)は徴収していないが、著者にジャーナルの購入を義務付けている。ただし、96%という破格のディスカウントが提示されている。割引はこの出版社の100誌ほどのジャーナルすべてで行われており、もっとも割引率の低いもので75%、中には100%というものもあった。著者にジャーナルの購入を迫るというやり方は威圧的であるものの、これほどの割引を提示する点も不可解。


これらの点を踏まえると、私たちとしては、査読を引き受けることをお勧めしません。ジャーナルは、自誌の信用を高めるためにあなたに接触したのかもしれません。しかしながら、ご承知の通り、このようなジャーナルと関わることで、逆にあなたの信用に影響を及ぼすことになりかねません。


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