[注:このインフォグラフィックは、カクタス・コミュニケーションズの戦略的コミュニケーションおよび拡張ブランドであるImpact Scienceによって公開されたものを、許可を得てここに再掲載したものです。オリジナルのインフォグラフィックはこちらでご覧頂けます。]
新型コロナウイルスによる感染症が拡大を続ける中、このウイルスと闘っている医師や科学者たちは、ソーシャル・ディスタンシングの方法や、心身の健康維持などに関するアドバイスを紹介してくれています。しかし、それと同時に、感染しないための対策や感染した場合の対応について、矛盾した情報や混乱を招く情報が飛び交っています。そこでImpact Scienceでは、世に出回っている新型コロナウイルス関連の情報の信憑性を検証し、コロナ禍の混乱を解消するために、もっとも信頼できる機関である世界保健機関(WHO)の専門家に直接確認を行いました。確認したファクト(事実)は、以下のインフォグラフィックにまとめられています。
新型コロナウイルス感染症にまつわるデマとファクト
・新型コロナウイルスは熱で死ぬ?
気温25℃の直射日光の下に立っていても、ウイルスは死にません。むしろひどい頭痛を起こすだけでしょう。熱いお風呂や、高温多湿の環境、寒冷な環境でも同様です。
・息を止められる=陰性?
10秒間息を止められたからといって、新型コロナウイルスに感染していないわけではありません。10秒間息を止められることは、とくに何かを意味するものでも、感心することでもありません。
・蚊から感染する?
蚊が新型コロナウイルスの感染を拡大させることはありません。ただし、別の感染症を引き起こす可能性はあるので、いずれにしても蚊は寄せ付けないのが賢明でしょう。
・正しい感染防止策は?
ドライヤーや紫外線ランプを使っても、塩素やアルコールに全身を浸けても、あるいは生理食塩水で鼻うがいをしても、コロナウイルスの感染を防げるわけではありません。もちろん、お酒のプールに入っても何の意味もありません。
・細菌とウイルスは同じもの?
コロナウイルスに感染すると、呼吸器異常が発生する場合がありますが、肺炎のワクチンを打っても効果は見込めません。また、抗生物質も治療薬にはなりません。なぜなら、抗生物質は細菌性疾患を治療するものであり、新型コロナウイルスは細菌ではなくウイルスだからです。
・新型コロナウイルスに感染しない世代は存在する?
全世代の人間がコロナウイルスに感染する可能性を持っています。高齢者や持病を持つ人の方がハイリスクであるのは確かですが、新型コロナウイルス感染症は人を区別しません。
・新型コロナウイルス感染症に関する明るいニュースはないの?
新型コロナウイルス感染症は一生ものではありません。回復した人のほとんどが、体内からウイルスを撲滅することに成功しています。
ソース:WHOウェブサイト
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/events-a...
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