数学誌について、撤回後に原稿のステータスが出版待ちに変わりジャーナルサイトに原稿タイトルが掲載されています。これは、どのような状況でしょうか? Editage Insights2020/10/17(土) - 17:53 New
ある数学一般分野のジャーナルに、論文を投稿しました。しかし、私的事情により投稿後数日で、原稿を撤回しました。その後、1ヶ月半ほど経ってから原稿のステータスを確認すると"Being Prepared for Publication"と表示されており、ジャーナルのwebサイトの受理済み論文一覧に私の氏名と論文タイトルが掲載されていました。
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回答:
これはハゲタカジャーナルがよく使う強引な手法です。論文がアクセプトされたのだとしても、査読を経ておらず、さらにはあなたが取り下げを申し出た後のことなので、ハゲタカの可能性が高いと思われます。ハゲタカジャーナルの特徴を把握し、このジャーナルが本当にハゲタカかどうかを確認するには、こちらのチェックリストが便利です: ハゲタカ出版社を見抜くための10のチェック項目
本当にハゲタカあれば、おそらく論文取り下げ料を請求してきているはずです。返事をしないでいると、プレッシャーをかけるために、論文の出版を強行しようとます。そして今度は、出版論文の撤回量を請求してきます。このように、あの手この手で攻撃をしかけてくるのです。
論文の取り下げを申し出た後にジャーナルからのメールが来ていないか、スパムメールフォルダも含めて確認してみてください。取り下げを認めるメールが来ていないかどうかも確認しましょう。本当にハゲタカジャーナルであれば、おそらく取り下げには応じないはずです。
こちらにできるのは、ジャーナルにメールを書いて出版を進めないよう依頼し、取り下げの確認を求めることです。その際に注意してほしいのは、ハゲタカジャーナルであると疑っていることを、向こうに気取られないようにすることです。万が一気取られると、さらに圧力をかけてくる可能性があります。出版の取り止めと原稿の取り下げに応じてくれればいいですが、事態が悪化したら、上司やスーパーバイザーに相談することも考えましょう。
ハゲタカジャーナルへの対処については、以下の記事も参考にしてください:
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