このような求人の良いところは、公平な立場で競争ができ、潜在的な「ジェンダーバイアス」の心配をする必要がないということです。今回の場合(あるいは今回に限ったことではないのかもしれませんが)、あなたの競争相手はほかの女性ではなく、自分自身です。自分自身を最大限アピールすること、自分の能力と成長への意欲を示すことが、あなたのやるべきことです。
CVの書き方については、次の記事を参考にしてください:大学・研究機関向けの履歴書(CV)の書き方。
重要なのは、自分の能力や経験をどのように活かせるか、自分の価値観がその機関・組織の文化にいかに適しているかを示すことです。CVは簡潔にまとめ(1ページ以内)、意欲が伝わるように書きましょう。研究者向けのCVのテンプレートは、インターネット上でいろいろなものが見つかるはずです。Vitaeは、研究者のための効果的なCVの書き方やCVの例を紹介しています。これらのリソースも参考にしてみてください。
しかし、重要なのはCVだけではありません。出願から採用に至るまでのプロセス全体に目を向けましょう。CVは、あくまで入口に過ぎません。そこから内部に入りこんでいくためには、面接(複数回設定されるのが一般的)でどのようにコミュニケーションを取るか、自分をどのようにプレゼンするかを考える必要があります。自分の能力とポテンシャルをどのように活かせるかを簡潔にまとめることも大事ですが、必要に応じて詳しく説明できるように準備しておきましょう。以下の2つの記事も、ぜひ参考にしてください:
履歴書や面接の準備をする際は、目上の研究者にレビューをしてもらい(面接の準備なら模擬面接などをしてもらう)、フィードバックを受けておけば、本番で最高の力を発揮できるでしょう。
ご質問にあるような職の機会は、きわめて包容力の高いものであり、そのような求人には安心感が生まれ、応募の動機が生まれやすくなります。ただし、その条件が何らかの罠である可能性もあるので注意しましょう。とは言え、面接での心温まる体験談もあるように、それほど心配をする必要はないのかもしれません。
就職活動が成功することを願っています!