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非常識な査読結果を理由とした論文取り下げの可否

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非常識な査読結果を理由とした論文取り下げの可否 Editage Insights2021/04/27(火) - 22:04
症例報告、Minor revisionに対応後半年(!) して返事があり、「すべての社会的、環境的、雇用歴を記載しろ、入院中に投与されたすべての薬剤の投与経路、治療期間、投与量とすべての検査結果を記載しろ」と非常識なコメントを頂きました。対応は不可能ですので取り下げを検討しています。このようにプロセスが進んだ状態での取り下げは可能でしょうか?
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回答:

査読後であっても投稿論文の取り下げを申し出ることは可能ですが、ジャーナルが原稿の査読にそれなりの時間とリソースを費やしたことを考えると、取り下げの申し出が受け入れられるかどうかはジャーナル編集者次第と言えるでしょう。取り下げの申し出は、明快な理由に基づくものでなければなりません。今回のケースでは、ジャーナル側は、査読者が要求した内容を追加した後に再投稿することを提案するかもしれません。したがって、取り下げを申し出るなら、その要求内容が時間やリソース等の点で不可能である理由を説明する必要があるでしょう。

論文の取り下げは比較的まれな行為であり、場合によっては著者側に不利に働くこともあります。そうしたことから、ほとんどの出版社は、論文の取り下げはやむを得ない場合に限るよう強調しています。したがって、取り下げではなく、査読コメントに沿った修正を行なわない理由を述べる反論の手紙を書くことも選択肢の1つとして考えてみてください。そうすれば、ジャーナル編集者もその内容に基づいた判断を下せるでしょう。


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良い決断が下せることを願っています!

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