ピアレビュー・ウィーク2022は、興味深いディスカッションで幕を開けます。ポッドキャスト「All Things Scicomm」のホストを務めるNikesh Gosaliaと、ピアレビュー・ウィーク2022共同議長を務めるJayashree Rajagopalanが、研究公正の独立コンサルタントとして活動するJigisha Patel氏と、研究公正と査読について率直に語り合います。イベントの最初を飾る本セッションにご注目ください。
ポッドキャスト「All Things Scicomm」のピアレビュー・ウィーク特別エピソードでは、次のようなトピックについてJigisha氏にお話を伺います。
- 研究公正の専門家としての経験
- 倫理的な最善の研究慣行と出版慣行の実現を困難にしている課題とは
- 研究公正を促す上で査読が不可欠である理由
- 研究公正を維持するための持続可能なプロセスの推進に向けて、ジャーナルや出版社等ができること
スピーカー
Nikesh Gosalia (ポッドキャストホスト)
カクタス・コミュニケーションズGlobal Academic & Publisher Relations部門シニアバイスプレジデント
カクタス・コミュニケーションズの戦略的提携を担う部門の責任者として、欧州および英国の学会、出版社、大学、研究機関と緊密に連携している。工学の学位を取得して分析スキルの向上につなげ、結果重視の金融業界における大規模なチームの運営に役立てた。現在は研究界における東西のギャップを埋めることに専念し、オープンサイエンスおよび科学の迅速かつ効果的な普及に情熱を注ぐ。複雑な科学を抵抗感なく応用できるようにしたいという願いを、学術出版と著者支援サービスのフロー改善に活かしている。余暇には社交を楽しみ、スポーツと政治にも関心が深い。
Jigisha Patel
研究公正の独立コンサルタント/出版規範委員会(COPE)会員/元ジャーナル編集者
ピアレビュー・ウィーク2022運営委員
元医師、元臨床研究者、医学雑誌の元編集者。現在は研究公正の独立コンサルタントで、Jigisha Patel Research Integrity Limited創設者。BioMed Centralでは研究公正を維持するための初の専門チームを率い、Springer Nature Research Integrity Groupのプログラムの管理責任者を務めた。製紙工場での査読操作といった複雑なケースの調査や管理にも携わり、出版における幅広い研究公正の問題に対処した豊富な経験を持つ。現在はジャーナルや出版社が複雑な研究不正事案を解決する際の支援、ジャーナル編集者、出版社、研究機関を対象とした研究公正に関する各種トレーニング(研究公正戦略に関するCDP認定コース等)の提供を行なっている。COPE評議会の独立選出メンバー。Maverick Publishing Specialists社Senior Associate Affiliate。
Jayashree Rajagopalan
カクタス・コミュニケーションズAuthor Community部門代表
ピアレビュー・ウィーク2022共同議長
カクタス・コミュニケーションズのAuthor Community部門を率いる。また、研究者のためのコミュニティフォーラム「R Voice」を統括しており、このフォーラムが、研究生活の起伏を率直に打ち明け、体験をシェアし、助言やサポートを与え合い、研究者としても一個人としても成長できる安全な場として機能するよう尽力している。ピアレビュー・ウィーク運営委員を数年務めた後、2021 年から共同議長に就任。余暇には、刑事ドラマを見たり、フィクション小説を読んだり、猫と遊んだり、パンデミック後の旅行計画を立てたりして過ごしている。
All Things Scicommのピアレビュー・ウィーク2022特別ポッドキャストへのリンクは、こちらのページでご案内いたします。