実現させたい研究プロジェクトがあると想像してみてください。プロジェクトを始動させるには、まず、予算を支給するに価するプロジェクトであることを、助成委員会に認めてもらう必要があります。そのためには、説得力のある助成金申請書を書かなければなりません。
研究者の多くは、助成金申請書に書くべきことを明確に理解していません。このインフォグラフィックには、予算獲得の可能性を高めるための、助成金申請書に書くべき9つの主な項目がまとめられています。
※こちらの図はPDF版のダウンロードが可能です。プリントするなどして参考資料としてお気軽にご利用ください。
助成金申請書に欠かせない9大要素
Q. 助成金申請書とは?
研究予算を受給するための申請書です。
Q. なぜ効果的な助成金申請書を書くことが重要なのか?
研究を行うには資金が必要ですが、資金の獲得は容易ではありません。したがって、助成委員会に、説得力のある助成金申請書を提出することが重要になります。
助成金申請書に含めるべき要素
1. アブストラクト:分野の専門家でなくても理解できるように、研究の概要を簡潔に説明する
2. イントロダクション:研究の実用性と重要性を強調する
3. 研究デザインおよび方法:研究に要する期間、データ収集方法、設備の信頼性など、研究の詳細を説明する
4. 予備研究:自分に専門性があること、適切な準備が行われていること、所属機関から十分な支援があることを説明し、研究プロジェクトの実行可能性を示す
5. 研究の限界(課題):研究の現実的な限界について説明する
6. 予算:研究の実行に必要な費用に関する最新の概要を示す
7. 人員:研究に関わるすべての人の専門性と役割を示す
8. 研究環境および所属機関のリソース:研究の遂行にふさわしい職員や助手がいること、十分なインフラが整っていることを強調する
9. 補足資料:必要に応じ、研究で使用するアンケートのサンプル、リソースの提供を保証する学部長からのレター、推薦書などを添付する
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