日本獣医学会の学会誌" The Journal of Veterinary Medical Science "の概要と投稿時のアドバイスをご紹介します。同誌は、基礎研究から応用・臨床科学まで、獣医学のあらゆる面に関する原著論文を掲載しています。
目的と研究領域 | 基礎研究から応用・臨床科学まで、獣医学のあらゆる面に関する原著論文を掲載。 |
出版社 | 日本獣医学会(Japanese Society for Veterinary Sciences) |
発行頻度 | 月刊 (年12回発行)。1939年以来の定期刊行(ジャーナル名は過去数回変更されている)。 |
編集関連情報 | 編集長(Editor-in-Chief)は東京大学大学院農学生命科学研究科教授の九郎丸正道博士。同博士の研究分野はフタル酸エステルの精巣毒性など。編集長を支える編集委員会は、解剖学、ウイルス学、野生生物科学(ワイルドライフサイエンス)など、様々な分野の専門家36名で構成されている。 さらに詳しい情報はこちら: http://jsvetsci.jp/jvms/editorial-board/ |
出版基準
原著論文、レビュー論文、研究ノート(note)の投稿を受け付ける。原著論文とレビュー論文は最大5ページ(図表および付録を含める)まで、研究ノートは最大3ページまで。1ページはタイトルや図表を除いて約870ワード。1ページ目に各論文のテーマ別カテゴリーを明記する。カテゴリーは以下の通り:解剖学、鳥類病理学、細菌学、生化学、臨床病理学、動物行動学、免疫学、内科学、実験動物学、寄生虫学、病理学、薬理学、生理学、公衆衛生、手術、動物繁殖学、毒物学、ウイルス学、野生生物科学(ワイルドライフサイエンス)。
編集方針と投稿規定
論文原稿はすべてhttp://mc.manuscriptcentral.com/jvmsから、適宜*.docファイル(*.docxファイルではなく)、*.ppt、*.xls、*.jpg、*.tiffファイルでアップロードすること。査読では、システムが自動的に作成するpdfファイルを使用する。編集委員会が必要と判断した場合は英文校正が行われ、その費用は著者が負担する。著者向けガイドラインはwww.jstage.jst.go.jp/stage/pub/jvms/pdf/regulation_en.pdfを参照。
査読プロセス
著者は、論文をアップロードする際に査読者2名を推薦できる。The Journal of Veterinary Medical Scienceでは、動物の管理と利用に関して、適切な倫理基準に準拠することを求めている。これらの基準を満たさない論文はリジェクトされる。動物が関与しているすべての実験は、著者の所属機関の該当する委員会によって承認されなければならない。
出版方針
本ジャーナルでは参考文献にバンクーバー方式(Vancouver system)を採用している。文献引用番号はかぎかっこに入れ、本文の文字と同じ大きさ(上付き文字ではない)で示す。抄録は、原著論文とレビュー論文では240ワードまで、研究ノートでは120ワードまで。
インデックスとランキング
2014年のインパクトファクター:0.782。
便利なリンク集
ジャーナルのウェブサイト: http://jsvetsci.jp/jvms
論文投稿サイト: http://mc.manuscriptcentral.com/jvms
著者向けガイド: www.jstage.jst.go.jp/stage/pub/jvms/pdf/regulation_en.pdf