学術誌『Corrosion Science 』の概要と投稿時のアドバイスをご紹介します。本誌は、金属・非金属の腐食のあらゆる側面とその管理についてのアイデア、開発、研究に関する論文を掲載しています。
目的と対象領域 | Corrosion Scienceは、金属・非金属の腐食のあらゆる側面とその管理についてのアイデア、開発、研究に関する論文を掲載している。 |
出版元 | エルゼビア。Corrosion Scienceは、腐食研究所(Institute of Corrosion、英ノーザンプトン)の公式ジャーナル。 |
発行頻度 | 月刊(各号で1巻) |
編集体制 | 編集長: バースティン(G T Burstein)教授/英ケンブリッジ大学材料科学・金属学部教授・名誉研究員 |
出版基準
Corrosion Scienceは理論と実践の両面にわたる論文を掲載し、腐食科学を幅広く解釈している。研究領域は、高温酸化、不働態、陽極酸化、生化学的腐食、応力腐食割れ、腐食管理のメカニズムや方法など。純粋・応用腐食、材料劣化、表面科学・工学に関する原著論文およびクリティカル・レビュー論文の掲載も考慮する。金属学者、材料科学者、腐食・劣化のすべての研究者を結びつける重要な役割を担っている。
編集方針と投稿規定
原稿はすべて、Elsevier Editorial Systemに著者としてログインしてアップロードする(初めての場合は最初に登録が必要)。ウェブサイトwww.journals.elsevier.com/corrosion-scienceの左側のメニュー「Submit your paper(論文を投稿する)」から操作する。
査読プロセス
標準的な査読プロセスを採用。査読者の手引きはこちらを参照(Corrosion Science専用ではない)。投稿を検討中の著者にも有益。https://www.elsevier.com/reviewers/how-to-conduct-a-review.
出版方針
Corrosion Scienceでは、著者が計125種類程度の中から最適なキーワードを選べるように、材料・技術・特性および現象の3タイプにわかれたキーワードリストを用意している。
インデックスと指標
2014年のインパクトファクター:4.422
5年インパクトファクター:4.831
Corrosion Scienceのウェブサイトには、本誌に関する様々なリンクを掲載した「Journal Insights」というセクションがある。例えば、ジャーナルの処理速度(論文の査読期間や受理後出版に至るまでの期間の平均を1週間単位で示したもの)や、ジャーナルの普及度についてのデータ(過去5年間にダウンロードされた国別の論文数や、過去5年間に論文が掲載された責任著者の分布を示した世界地図)などが紹介されている。
より詳しい情報はこちら:http://journalinsights.elsevier.com/journals/0010-938X.
便利なリンク集
ジャーナルのウェブサイト:www.journals.elsevier.com/corrosion-science
著者向けガイドライン:https://www.elsevier.com/journals/corrosion-science/0010-938x/guide-for-authors
編集委員会:www.journals.elsevier.com/corrosion-science/editorial-board
「Journal Insights」: http://journalinsights.elsevier.com/journals/0010-938X