利益相反の可能性を開示せずトラブルに:ケーススタディ
ある著者がジャーナルで論文を出版したところ、その後まもなくジャーナル編集者から「利益相反の可能性を開示していなかった」と指摘するメールが届きました。編集者は、なぜ利益相反を開示しなかったのかについて納得のいく説明がなされなければ、論文撤回の可能性があるとも書いていました。著者は、そうした事実が利益相反になると知って驚き、どう対応すべきかアドバイスを求めてエディテージ・インサイトに相談しました。事例:...
View Articleメディカルライターによる非倫理的行為のせいで著者に剽窃の疑いがかけられる:ケーススタディ
非英語ネイティブの著者グループが、メディカルライティング・サービスを利用して論文を投稿しました。しかし論文は剽窃を理由にリジェクトされ、編集者からは「剽窃について納得のいく説明がなされなければ所属機関にその旨を伝える」と言われてしまいました。メディカルライターの所属会社とは連絡がとれず、途方に暮れた著者たちはエディテージ・インサイトにアドバイスを求めました。事例:著者4名のグループで、あるジャーナル...
View Article若手研究者のためのオープンアクセス出版ガイド
近年、オープンアクセス(OA)は着実にその勢いを増しています。ジャーナルや出版社の多くはOAでの出版を行なっており、著者の選択肢も広がってきています。しかし、多くの研究者(特にキャリアの浅い研究者)は、いまだにOA出版に対してぼんやりとした印象を抱いています。近年、オープンアクセス(OA)は着実にその勢いを増しています。ジャーナルや出版社の多くはOAでの出版を行なっており、著者の選択肢も広がってきて...
View ArticleEIC辞任への対応
Question Description: ある科学誌に投稿した論文に対し,大幅修正の通知を受けました.修正済み論文を投稿しましたが,担当しておりましたEditor-in-Chief(以下EIC)が辞任したと知りました.その後,ほどなくして辞任したはずのEICより,再度大幅修正の通知を受け,修正済み論文を再投稿しました....
View Article査読後の修正について
Question Description: Current StatusがAcceptにになっている状態ですが、we appreciate your attention to detail in satisfactorily revising your manuscript as suggested. という返事がありました。 どのように修正したものを提出すればいのでしょうか?...
View Articleオープンアクセス方針/義務化は世界でどれくらい採用されている?
オープンアクセス(OA)方針とその義務化は、科学研究にOAの概念がどの程度受容されているかを示す直接的な指標です。世界のOA方針/義務化の状況は今どうなっているのでしょうか。オープンアクセス(OA)方針とその義務化は、科学研究にOAの概念がどの程度受容されているかを示す直接的な指標です。Open Access...
View Article博士論文をジャーナル論文にする際の基本
若手研究者にとって、「論文を出版しなければ」というプレッシャーはとてつもなく大きなものです。ポスドク研究者ならば、科学コミュニティで信用を確立するために、自分の名前で少なくとも2、3本の論文を出版しておく必要があります。駆け出し研究者にとって論文を書くことは非常に大変な作業で、リサーチクエスチョンを思いつくことさえままならないことも多く、状況は困難を極めます。若手研究者にとって、「論文を出版しなけれ...
View Article学術出版の共通問題に取り組む若手研究者のためのガイドライン
研究を志す者にとって、査読誌での初めての論文出版がキャリア上の重要な節目であることは広く認識されています。論文を出版することによって、分野での議論に積極的に関わり、知識の体系に貢献していることを示せるからです。 [本記事はウォルターズ・クルワー(Walters-Kluwer)社の著者向けニュースレター、Author Resource...
View Article研究者がオープンアクセスを選ぶメリットとは?
学術出版界で熱い議論が交わされるテーマの1つに、オープンアクセス(OA)があります。研究者たちが各分野で後れを取ることなく研究を発展させていくためには、論文への迅速かつ無制限のアクセスが欠かせません。それでも、研究者たちがOA誌での論文出版に慎重になってしまう要素もいくつか見られます。本記事では、OAのメリットの数々を紹介していきます。学術出版界で熱い議論が交わされるテーマの1つに、オープンアクセス...
View ArticleInitial assessment of submissionsの期間について
Question Description: 先日投稿した論文の状態がInitial assessment of submissionsとなり一週間が経とうとしています。雑誌のHPには、内容次第ではEditorに回らずRejectされることもあると掲載されています。形式はComminucationなのですが、このInitial assessment of...
View Articlereview paperの引用について
Question Description: 論文執筆時の参考文献の引用方法についての質問です。 review paperを読んで、執筆に必要な内容を参考文献を引用する場合は、原典のみを参考文献とすべきですか?それとも原典およびreview paperを参考文献とすべきですか? 前者が正しい方法だとすると、review...
View ArticleDecline to Revise選択後の他誌への投稿について
Question Description: 投稿論文において数回改訂を繰り返してきましたが、査読者の要求に完全に答えるのが困難であり、改訂を繰り返すうちに報告内容も当初の意図と異なる方向に向かいつつあるため今回は改訂を辞退したいと思っております。Author menuにおいてDeclines to...
View Article学術誌『Corrosion Science』: 概要と投稿時のアドバイス
学術誌『Corrosion Science 』の概要と投稿時のアドバイスをご紹介します。本誌は、金属・非金属の腐食のあらゆる側面とその管理についてのアイデア、開発、研究に関する論文を掲載しています。目的と対象領域Corrosion Scienceは、金属・非金属の腐食のあらゆる側面とその管理についてのアイデア、開発、研究に関する論文を掲載している。出版元エルゼビア。Corrosion...
View Article学位論文をジャーナル論文に書き換える際のヒント
学位論文とジャーナル論文は学術文献としてまったく異なるカテゴリーに属するものであり、読者層も執筆目的も異なります。当然ながら、異なるスタイルやフォーマットで書かなければなりません。本記事では、学位論文を1本または複数本のジャーナル論文として再構成する方法について説明します。本シリーズ前半の記事では、博士論文をジャーナル論文に書き直して発表しても問題ないことを説明しました。しかし、学位論文とジャーナル...
View Articleベテランジャーナル編集者/学術トレーナーから、著者への不朽のアドバイス
キャベン・マクローリン博士(ケント州立大学教授)は本インタビューで、学術界のあらゆるキャリア段階の研究者にとって有益なアドバイスを与えて下さいました。博士は過去25年間以上にわたり、分野を超えて乳幼児・新生児を対象として活動する指導的立場にある人々のための、連邦政府が財政支援をするトレーニングプログラムを運営してきました。またフルブライトスペシャリストとして、学術出版に関するワークショップを世界各地...
View Article学術誌『Thorax』: 概要と投稿時のアドバイス
学術誌『Thorax』の概要と投稿時のアドバイスをご紹介します。同誌は英国呼吸器学会の公式ジャーナルで、呼吸器内科、小児科、免疫学、薬理学、病理学、外科の臨床・実験に関する研究論文を掲載しています。目的と研究領域Thoraxは呼吸器内科、小児科、免疫学、薬理学、病理学、外科の臨床・実験に関する研究論文を掲載している。出版社BMJ Publishing...
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