Question Description:
査読後、Major revisionとの返答を受けた論文の修正作業を行っている中で、論文にいくつか科学的な誤りが判明しました。論文内容の考察・結論自体は変わらないものの、投稿論文に不備があったということで、論文を取り下げるべきか悩んでおります。修正箇所を入念に説明するといった対応で、現在の雑誌へ再投稿してもよいものでしょうか?
Answer:
原稿が正式に受理される前に、変更の必要な箇所が判明してよかったですね。論文の考察と結論に変更がなくても、編集者や査読者に変更箇所を伝えることは重要です。あなたの原稿はMajor revisionで受理という決定だったのですから、次回の査読に通る可能性は十分にあります。この時点で原稿を取り下げる必要はありません。ただしこれは、自分で気づいた誤りによって、研究結果の本質や影響度が根本的に変化することはないということが前提です。再投稿するときのカバーレターでは現状をジャーナル編集者に説明し、査読者への返信では変更の理由と詳細を述べるようにしましょう。