Question Description:
論文がリジェクトされました。これで3回目です。ジャーナル編集者からのコメントはありません。どうして論文を出版するのはこんなに難しいのですか?
Answer:
リジェクト(掲載拒否)は、出版プロセスにはつきものです。ほとんどの著者は、自分の論文が最終的に受理されるまでに何度もリジェクトを経験します。アインシュタインでさえ、ある有名ジャーナルから論文をリジェクトされ、別のジャーナルから出版したことがあります。
とはいえ、何度もリジェクトされることを苛立たしく思う気持ちはわかります。編集者に、丁寧な文面で、論文がリジェクトされた理由を教えてもらえないか尋ねてみてもよいかもしれません。「コメントを頂ければ、悪い部分を特定し、論文を改良する助けとなります」と伝えてみましょう。
リジェクトの理由として典型的なものがいくつかあります。他のジャーナルに投稿する前に、以下の点をチェックしてみましょう。
- 自分の論文はジャーナルの研究領域に合っているか?
- リサーチクエスチョンは的確に記述されているか?
- 論文の構成は整っているか?
- 自分考えを明確に伝えることができているか?
可能ならば、同僚の先輩研究者や教授からフィードバックをもらいましょう。自分では見過ごしていた論文の欠点を指摘してもらえるかもしれません。
落ち込むことはありません。査読コメントの要点をつかんでリジェクト理由について考え、あなたの原稿がジャーナルにとって魅力的なものとなるよう努力していきましょう。