「なぜ執筆支援サービスの利用を論文に記載しなければならないのか?」:ケーススタディ
執筆支援サービスの会社から、会社名と担当執筆者の名前を論文の謝辞に含めるよう依頼されて驚いた著者。このような場合、どのように対応するのが適切でしょうか。ICMJEの規定を参考に、ケーススタディで学びます。事例:ある著者が、有料の論文執筆支援サービスを利用して研究論文を書いていました。第一稿の完成後、著者は執筆支援サービスの会社から、以下の文章を論文の謝辞に含めるように言われました。「本研究は、XXX...
View Article著者資格(オーサーシップ):進化し続ける概念
インターネットによって情報共有やプロジェクトでの協力が格段に容易になり、研究者たちは国を跨いで密接に連携しながら研究できるようになりました。一方で、学術論文の執筆における共同作業や共著者資格の増加に伴い、「著者」と「貢献者」の区別が難しくなっています。 [本記事はウォルターズ・クルワー(Walters-Kluwer)社の著者向けニュースレター、Author Resource...
View Article中国政府、研究不正行為に厳格な措置
複数の不正行為事案に中国人研究者が関与していたことを受け、中国政府と中国の主な助成機関がこうした事例の阻止に乗り出しました。中国は科学研究に大きく貢献する存在として躍進してきましたが、最近は研究と出版における不正行為の増加という事態に見舞われています。複数の不正行為事案に中国人研究者が関与していたことを受け、中国政府と中国の主な助成機関がこうした事例の阻止に乗り出しました。中国は、科学研究に大きく貢...
View Articleこの先どうする? 博士号取得者とポスドクのためのキャリア・アドバイス
博士号やポスドクへの道を選ぶということには、莫大な投資が伴います。その間は、自分の時間、お金、夢を大好きなことにつぎ込むことになります。ですから、博士号取得後やポスドク終了後に自分が望む仕事を見つけることは極めて重要です。エディテージ・インサイトでは、キャリアの選択に役立つ記事を通して皆さんをサポートします。博士号やポスドクへの道を選ぶということには、莫大な投資が伴います。その間は、自分の時間、お金...
View Article論文が何度もリジェクトされるのはなぜ?
Question Description: 論文がリジェクトされました。これで3回目です。ジャーナル編集者からのコメントはありません。どうして論文を出版するのはこんなに難しいのですか?Answer:...
View Article博士号取得者とポスドクのためのキャリア15選
博士課程在籍中の学生やポスドクの皆さんは、その後のキャリアをどう選ぶかという共通の悩みを抱えていることでしょう。もちろん選択肢の一つとして、そのまま研究を続けてテニュア(終身在職権)取得を目指すという道もありますが、博士課程やポスドク終了後に選べるキャリアは、他にもいろいろあることをご存知ですか?博士課程在籍中の学生やポスドクの皆さんは、その後のキャリアをどう選ぶかという共通の悩みを抱えていることで...
View Article増加する大量共著者と断片的貢献者:料理人が多すぎてスープがまずくなる?
たった1人で研究成果を論文の形にまとめて出版するという研究者の典型的なイメージは、とうの昔に過去のものとなりました。今や共同研究が主流で、複数の分野にまたがることも多くなっています。多くの科学分野で、論文の著者リストはどんどん長くなっており、何千人もが著者として名を連ねる論文も出てきました。たった1人で研究成果を論文の形にまとめて出版するという研究者の典型的なイメージは、とうの昔に過去のものとなりま...
View Article大学・研究機関向けの履歴書(CV)の書き方
大学・研究機関の就職戦線は競争が苛烈なため、前もって十分な準備をすることが肝要です。キャリア構築の道へ踏み出すときにもっとも重要な最初の一歩は、隙のない履歴書(CV)を作成することにあるといえます。面接に進めるかどうかが、CVによって決まることも多いからです。大学・研究機関の就職戦線は競争が苛烈なため、前もって十分な準備をすることが肝要です。キャリア構築の道へ踏み出すときにもっとも重要な最初の一歩は...
View Article飼い主の同意を得ていない論文
Question Description: 獣医学領域です。 投稿を考えている雑誌に、以下の一文がありました。 For studies using client-owned animals, demonstrates a high standard (best practice) of veterinary care and involves informed client consent;...
View Article大学や研究機関での面接にどう備えるか
ポスドクや大学教員の仕事に応募すると面接(インタビュー)を受けることになりますが、これは一般企業などでの面接とは大きく異なります。大学や研究機関での面接では通常、丸1日~2日間かけて、さまざまな点から評価が行われます。ポスドクや大学教員の仕事に応募すると面接(インタビュー)を受けることになりますが、これは一般企業などでの面接とは大きく異なります。大学や研究機関での面接では通常、丸1日~2日間かけて、...
View Article学術界か産業界か:博士号取得者のための分野別キャリアオプション
「学術界にとどまるべきか、民間企業に就職すべきか?」-これは、研究が終盤に近づくにつれて博士課程の学生やポスドク研究者の誰もが向き合う、重い問いかけです。本記事では、生命科学、物理、化学、数学、工学の5つの科学分野における典型的なキャリアパスについて見ていきます。「学術界にとどまるべきか、民間企業に就職すべきか?」-これは、研究が終盤に近づくにつれて博士課程の学生やポスドク研究者の誰もが向き合う、重...
View Article英国物理学会出版局とエディテージが提携:「IOP編集サービス」を起ち上げ
エディテージは、物理学と工学分野の学術出版社である英国物理学会出版局(IOP Publishing)と提携し、著者向け論文執筆支援サービス「IOP編集サービス(IOP Editing...
View Article米国での博士課程留学を考えている人へ:4つのアドバイス
博士号取得は、ただでさえ困難に満ちた道のりです。未知の国の新しい文化の中で目指すとなると、気が遠くなってしまいそうです。知らない国で博士号やポスドクを目指すのであれば、乗り越えなければならないいくつかの困難が伴うことになります。しかし、具体的な対策をとって、対応のためのツールを用意しておけば、そのような困難を最小限に食い止めることができます。博士号(PhD)取得は、ただでさえ困難に満ちた道のりです。...
View Articleポスドク研究者のためのサバイバル戦略10選
ポスドク研究員という立場は、博士課程修了後に学術界でキャリアを積もうとする人にとって、見習いや訓練の機会となります。先端的な研究を行い、専門分野の知識を増やしながら、さらに給付金ももらえます。しかし、ポスドクには特有の困難も伴います。本記事では、どのような困難があるのかを確認した上で、どうしたらそれらを避けられるかを考えてみたいと思います。ポスドク研究員という立場は、博士課程修了後に学術界でキャリア...
View Article学術界での求職活動を成功に導く8つのアドバイス
学術界で常勤職を得るのは簡単ではありません。大学はテニュア・トラックの職を減らして非常勤職員や臨時職員の数を増やしていますが、博士号取得者の数は世界中で年々増加しています。1つの求人に何百人もの応募があり、競争は熾烈です。学術界で足場を固めるためには、どうすれば自分に有利になるか、前もって考えることが必要です。学術界で常勤職を得るのは簡単ではありません。これには2つの主な理由があります。テニュア・ト...
View Article制作プロセスでの過失が出版論文のエラーに:ケーススタディ
ジャーナルの制作過程で発生したミスを指摘したものの、訂正されないままオンライン出版されてしまったケースを取り上げます。著者とジャーナルはそれぞれどのように対応したのでしょうか。制作過程のミスについては、ジャーナルは全責任をとり、著者の評判に傷がつかないよう配慮すべきでしょう。事例:...
View Articleキャリアフェアでやってはいけない7つのこと
7 mistakes to avoid at a career fair博士号取得者・ポスドク研究者にとって、キャリアフェア(就職・求人フェア)は、研究職を探し、研究資金助成機関の人と出会い、学術界以外の仕事について知る絶好の機会です。キャリアフェアに参加する際に避けた方がよいことを以下にまとめました。1....
View Article米国の博士課程修了者の雇用状況に関する調査
米国は科学分野の労働者人口が世界でもっとも多いため、高等教育や研究職を志す人々にとって魅力的な国といえます。研究者の国際間移動は過去10年ほどで大幅に増加しており、政策立案者たちは、研究者の就職先決定に影響を及ぼす要因を理解することに関心を高めています。全米科学財団(NSF)の興味深いレポートをご覧ください。米国は科学分野の労働者人口が世界でもっとも多いため、高等教育や研究職を志す人々にとって魅力的...
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