学術誌『Nature Methods(ネイチャー・メソッズ)』の概要と投稿時のアドバイスをご紹介します。同誌は、「生命科学における十分に試行された基本的研究技術の新しい方法および顕著な改善」に関する論文を掲載しています。
目的と対象領域 | Nature Methodsは、「生命科学における十分に試行された基本的研究技術の新しい方法および顕著な改善」に関する論文を掲載している。また、「研究業務に深く関与する学術研究者や企業研究員等の広範な学際分野の読者を対象としている」。 |
出版元 | ネイチャー・パブリッシング・グループ(Nature Publishing Group) |
発行頻度 | 月刊(年12号で1巻) |
編集体制 | 編集長のNatalie de Souza(ナタリー・デ・ソウザ)氏が6人の編集チーム(シニアエディター2名、アソシエイトエディター2名、アシスタントエディター1名、技術エディター1名)を統括している。 詳細はこちら:http://www.nature.com/nmeth/about/about_eds/index.html |
出版基準
「方法論的な機能性およびただちに適用できる包括的な技術的説明を徹底的に評価した」幅広いテーマの論文を掲載している。論文には、以下の4つをはじめとする各種フォーマットがある:論文(article)、短報(brief communication)、分析(analysis)、リソース(resource)。その他のフォーマットとして、通信(Correspondence)、ニュースと視点(News and views)、レビュー(Review)、歴史的な視点を含む視点(Perspectives)、歴史的な解説を含む解説(Commentary)、応用に関する覚書(Application note)がある。
論文の種類について:www.nature.com/nmeth/authors/article_types/index.html
編集方針と投稿ガイドライン
全投稿論文をオンライン投稿システムhttp://mts-nmeth.nature.com/cgi-bin/main.plexで受け付ける。初めて利用する著者は最初に登録が必要。投稿前の質問もオンラインシステムで受け付けている。
著者への手引き:www.nature.com/nmeth/gta.pdf
査読プロセス
すべての投稿論文はまず編集部内でレビューされる。最初に編集主任が読み、他の編集者と相談の上で査読に回すかどうかを決定する。著者は、査読候補者および査読プロセスから除外すべき人物を提案することができる。ただし、最終的な決定はジャーナルが下す。
スムーズな出版のために
Nature Methodsは、ネイチャー・パブリッシング・グループが出版する他のジャーナルの多くの著者向けリソースを共有している。文章は可能な限り能動態を使用し、専門用語や頭字語を避ける。アクセプトされた論文はすべて編集部で編集され、文法的に正しく、論理的かつ簡潔明瞭な文章で書かれ、同誌の過去の論文と検索用語や専門用語の一貫性が保たれた状態に整えられる。
著者向けリソース:www.nature.com/authors/author_resources/how_write.html
インパクトファクターとランキング
インパクトファクター(2014年):32.072
役立つリンク集
ジャーナルのウェブサイト: www.nature.com/nmeth/index.html
著者向けガイドライン: www.nature.com/nmeth/gta.pdf
編集委員会: www.nature.com/nmeth/about/about_eds/index.html
論文の種類:www.nature.com/nmeth/authors/article_types/index.html
著者向けリソース: www.nature.com/authors/author_resources/how_write.html