10月19~25日はオープンアクセスウィークでした。この時期は、学術業界の専門家にオープンアクセスに関する話を聞く絶好の機会でもあります。
こちらの動画では、エディテージ・インサイトの編集長、クラリンダ・セレジョ(Clarinda Cerejo)が、物質・材料研究機構(NIMS)の谷藤幹子氏と、ソウル大学の病理学教授であるソ・ジョンウク(Seo JeongWook)博士に話を伺っています。オープンアクセスに積極的に取り組む両氏は、オープンアクセスについての見解や、それぞれの国(日本と韓国)におけるオープンアクセスの実態について、熱心に語ってくださいました。お二人によると、オープンアクセス出版という概念に対する理解度や許容度は、各人の役割や分野によって異なるようです。また両国では、オープンアクセス化の推進と支援を促す政府からの圧力が高まっているとのこと。対談の中ではその他に、著者らがオープンアクセスについて抱いているかもしれない誤解や、科学者である著者が抵抗感を多少なりとも減らし、自分の研究を広めるための有益な方法としてオープンアクセス出版を受け入れるためにはどうしたらよいか、などが語られています。研究機関と大学というそれぞれの立場からの豊かな視点が、このインタビューの見どころです。