ドナルド・サミュラック博士(カクタス・コミュニケーションズ、エディテージ米国オフィス代表)が聞く対談シリーズ:パート3
【参加者】
アン・ウッズ博士(Dr. Anne Woods、WKH看護師長)
ショーン・ケネディ氏(Shawn Kennedy、American Journal of Nursing誌編集長)
この対談には、著者にとって非常に役立つ、ジャーナル編集者側の視点が含まれています。
サミュラック博士、ショーン、ウッズ博士の3者は今回、ジャーナル編集者が警戒しなければならない5つの非倫理的出版行為(重複投稿、剽窃、オーサーシップ上の問題、利益相反、重複出版/サラミ出版)について議論を交わしています。議論の概要は以下の通りです:
- 複数のジャーナルに問い合わせを行なっても問題ないが、論文は一度に1誌にしか投稿してはいけないことを知らない著者が多い
- 剽窃は、他人の著作物を適切に引用しなかった場合だけでなく、自分の過去の著作物を引用してそれを適切に引用しなかった場合にも起こる
- ジャーナル編集者は主に2つのオーサーシップ上の問題に対処している:名誉著者と幽霊著者(ゴースト・オーサーシップ)
- 利益相反に関する宣言も、著者が完全な透明性を確保しなければならない、啓蒙が必要な領域。利益相反は、金銭面に限らず、また、査読者側に生じることもある
- 重複出版/サラミ出版は、出版済み科学文献のメタアナリシスを害する行為
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