Question Description:
日本のA大学に所属していますが、1年間の在外研究でB大学の客員研究員という立場にあります。A大学でデータ収集し、B大学でデータ分析し執筆した論文を投稿予定です。投稿規定によると、「研究が行われた機関」を所属先とすることになっています。A大学・B大学の併記が認められていない場合、B大学を所属先とするのが適切でしょうか。 (B大学には受け入れていただいた関係から、なんらかの貢献をする必要があると考えています。客員研究員がB大学の名前で論文を発表したところで貢献にはならないのでしょうか。大学の評価が発表論文数によるものとしたとき、客員研究員の発表した論文はカウントされないものなのでしょうか。むしろ、専任教員でもないのにB大学の名前を使うのは不適切になるのでしょうか。 一方で、1年間の在外研究のチャンスを与えてくれたA大学にも貢献せねばならないという気持ちがあり、A大学の名前を使うべきか悩んでおります。)
回答
著者の所属先は通常、現時点で所属している機関/大学を記載します。ジャーナルが複数の所属先の記載を認めていない場合は、正式な所属先を記載するのがベストでしょう。つまり今回の場合は、A大学を所属先とし、B大学からの支援については謝辞(Acknowledgements)のセクションで感謝を示すということです。これは、A大学が正式な所属先で、B大学は一時的な所属先であるからです。いつでも、正式な所属先を記載することをお勧めします。
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