STEM分野で不足する女性研究者:「水漏れパイプ」
科学・技術・工学・数学(STEM)分野の専門家への需要が高まる中、これらの分野では、世界の人口の半分を占める女性が不足している状態です。女性のSTEM離れの原因には、さまざまな要素が影響していると考えられます。科学技術によるイノベーションは、社会の持続的な発展や進歩のための、あるいは気候変動や疫病や所得格差といった世界的な問題に対処するためのカギと言えます。必然的に、科学・技術・工学・数学(STEM...
View Article共著者の人数に制限はありますか?
Question Description: 著者や共著者の人数に制限はありますか?回答論文の共著者の人数に制限はありません。ただし、共著者全員が研究に著しい貢献を果たしていて、共著者としての資格を本当に満たしていることを確認することが重要です。ICMJEのガイドラインでは、以下のすべての項目を満たす場合のみ、オーサーシップが与えられると規定されています:...
View Article著者への注意喚起:偽のジャーナルや学会の罠を避けるには
Authors beware: How to avoid falling prey to predatory journals and bogus conferencesドナルド・サミュラック博士(カクタス・コミュニケーションズ、エディテージ米国オフィス代表)が聞く対談シリーズ:パート4【参加者】アン・ウッズ博士(Dr. Anne Woods、WKH看護師長)ショーン・ケネディ氏(Shawn...
View Article責任著者の6つの役割(論文投稿前)
責任著者になることを目標にしている研究者は少なくありません。責任著者は、論文作成に大きく貢献するだけでなく、さまざまな手順に従って出版プロセスを円滑に進める能力を持っている必要があります。この記事では、責任著者になることの意味と、論文投稿前の責任著者の役割について取り上げます。オーサーシップ(著者資格)を重視しない研究者はいません。著者として論文に名前が載るかどうかは、大きな問題だからです。論文出版...
View Article校正後のEarly viewについて
Question Description: 無事に論文が受理され、proof校正のチャンスが1度だけありました。修正が必要な箇所が結構見つかったので、全て入力して編集社に送信しました。最近、Early viewの知らせがありPub...
View Articleエディテージがグローバル調査報告書を発表―学術出版社への貴重なヒントに
エディテージは、学術出版に関わる幅広い分野の著者の視点をまとめた報告書を発表しました。この報告書は、世界の約7000人の著者の意見を集めた貴重なものです。回答者の多くは、英語を母語としない非西洋諸国の若手研究者でした。エディテージは、学術出版に関わる幅広い分野の著者の視点をまとめた報告書を発表しました。この報告書は、研究のアウトプットで世界をリードする中国の著者2000人超を含む、世界の約7000人...
View Articleジャーナル・出版社・学会がソーシャルメディアですべきこと、すべきでないこと
ソーシャルメディアでのアピールは、非常に強力で露出度の高い手段である分、慎重に進めないと簡単に罠にはまり、過ちを犯してしまう危険があります。だからこそ、ソーシャルメディア戦略を立てる際は、重要な7つの指針を念頭に置いておく必要があります。本記事の前半では、ジャーナル/出版社/学会がソーシャルメディアを活用することのメリットを紹介しました。今回は、オンラインのインフォグラフィック作成ツール「Visme...
View Article責任著者の役割(論文投稿後)
論文の責任著者(コレスポンディング・オーサー)が、論文投稿後や論文出版後に果たすべき役割について説明します。また、責任著者という役目を効果的に果たすために必要な資質についても取り上げます。本記事の前半では、論文の責任著者(コレスポンディング・オーサー)を務めることの意味と、責任著者が論文投稿前に果たすべき役割について取り上げました。後半の今回は、論文投稿後にすべきことを説明します。また、責任著者とい...
View Articleチェックリスト「Think.Check.Attend.」でハゲタカ学会を見破る
研究者たちは、増加の一途をたどるハゲタカ出版社やハゲタカジャーナルへの警戒を強めていますが、最近では「ハゲタカ学会」という新たな脅威が出現しています。疑わしい学会であるかどうかは、どのように判断すればよいのでしょうか。研究者たちは、増加の一途をたどるハゲタカ出版社やハゲタカジャーナルへの警戒を強めていますが、最近では「ハゲタカ学会」という新たな脅威が出現しています。研究者が学会からの発表依頼や招待状...
View Article倫理的なオーサーシップとは?―ジャーナル編集者の視点
Ethics of authorship from a journal editor’s perspectiveドナルド・サミュラック博士(カクタス・コミュニケーションズ、エディテージ米国オフィス代表)が聞く対談シリーズ:パート5(最終回)【参加者】アン・ウッズ博士(Dr. Anne Woods、WKH看護師長)ショーン・ケネディ氏(Shawn Kennedy、American Journal of...
View Article査読者からEnglish editingを求められました
Question Description: 先日投稿した論文がminor revisionで戻ってきました。そのうちの1人の査読者からIt is a nice clinical study with great design and solid analysis. Actually, I have nothing to add. This work should be acceptable...
View Article所属先が2か所ある場合はどちらを優先すべきでしょうか
Question Description: 日本のA大学に所属していますが、1年間の在外研究でB大学の客員研究員という立場にあります。A大学でデータ収集し、B大学でデータ分析し執筆した論文を投稿予定です。投稿規定によると、「研究が行われた機関」を所属先とすることになっています。A大学・B大学の併記が認められていない場合、B大学を所属先とするのが適切でしょうか。...
View Article修正投稿後の再問い合わせに関して
Question Description: 学位論文の元になる論文を6月当初に投稿後、レビュー中が続いたため、8月末に一度編集に問い合わせ、その後Major revision となりました。major...
View Articleオープンアクセスに関する質問トップ8
学術出版に関する経験が比較的浅い研究者は、オープンアクセス(OA)出版にさほど積極的でない傾向があります。これは、OAに関する噂やよくある誤解が大きな要因になっていると言えます。エディテージ・インサイトに実際に寄せられた質問をもとに、研究者たちが知りたがっている情報を探ります。オープンアクセス(OA)は、研究を最大限に露出し、インパクトを高めてくれるものであるだけでなく、研究活動を円滑に進めるための...
View Articleポスドクのキャリア形成を指導教官としてどう支援すべきか
指導教官とポスドクの関係が破綻した結果、研究室が機能不全に陥った事例が多数報告されています。指導教官とポスドクの関係がこじれてしまうと、ポスドクのキャリアに悪影響を及ぼす可能性もあります。両者の関係に亀裂が生じる要因には、どのようなものがあるのでしょうか。また、このようなトラブルを避けるために、ポスドクは何をすべきでしょうか。ポスドクは、次世代の学術界を担う研究者たちであり、研究室を円滑に運営するた...
View Article研究を分かりやすく伝えるための5ステップ
複雑なアイデアを伝えるには、明瞭さが重要です。伝え方が複雑だと、本来の意図が伝わらないばかりか、アイデアそのものに関する誤解も生じかねません。表現したいアイデアが複雑だからといって、伝え方まで複雑にする必要はないのです。簡潔明瞭で分かりやすく表現するコツを紹介します。 本記事は、Center for Plain...
View Article「コンテンツとデータと地理が、学術出版界を変貌させています」
テイラー・アンド・フランシス社のインドおよび南アジア支部のマネージング・ディレクター。アジアのダイナミックな学術出版市場への造詣が深く、インド初の出版関連の全日制課程の創設にも関わっている。テイラー・アンド・フランシスに入社する前は、オックスフォード大学出版局インド支部の学術書部門で12年間ディレクターを務め、2000冊以上の学術書を出版した。業界内でさまざまなつながりを持ち、「テイラー・アンド・フ...
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