学位論文の元になる論文を6月当初に投稿後、レビュー中が続いたため、8月末に一度編集に問い合わせ、その後Major revision となりました。major では有りましたが2名査読者のうち、一名は投稿可、もう一名から6箇所の修正指摘が来ました。2週間で修正投稿を行いましたが、学位審査の締め切りが近づいていた事もあり、修正投稿後1週間程度で教授の方からチーフエディタに確認してもらいましたが、査読者の手元にあるため、システム的に難しい、と言われました。その後再投稿から3週間程度経ちますが、いよいよ学位審査締め切りも迫っているため、焦っています。こちらのコラムを拝見して再投稿後も1ヶ月以上待たされる事があるとは、理解はしています。投稿システムの画面を確認すると、現在まだレビュー中です。再度編集部に現在の状況を確認してもいいものでしょうか? チーフエディタまで一度確認入れてる為、心証が悪くなることも気になりますが、教授から他の雑誌への投稿先変更も提案されているので、悩んでいます。
ご状況はお察ししますしご心配な気持ちはよくわかりますが、残念ながら今の時点でできることはあまりなさそうです。原稿が査読中であるとの返答がチーフエディタから届いているなら、再度問い合わせても、査読プロセスが早まる可能性は低いでしょう。現在のジャーナルから原稿を取り下げて別のジャーナルに投稿しても、査読プロセスを一からやり直すことになるので、さらに時間がかかってしまいます。アクセプト論文が学位論文に必要ならば、現在の状況を所属先の学位論文審査委員会に伝えることを、指導教官と相談してみてはいかがでしょうか。査読者の一人はすでにアクセプトを表明しており、別の査読者のコメントにも対応して原稿を修正しているので、最終的なアクセプトの可能性は高いと思われます。状況を考慮してもらえるよう、学位論文審査委員会に求めてみることをお勧めします。
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