リジェクト―それは、ジャーナルに論文を投稿するすべての著者が恐れることです。原稿がリジェクトされる原因として、執筆段階や投稿時に直せたはずの、きわめて基本的なミスや見落としが多いことをご存知でしょうか? リジェクトされる明らかな理由と、そうしたミスを防いでアクセプト率を高めるためのアドバイスをご紹介します。
リジェクト(掲載拒否)―それは、ジャーナルに論文を投稿するすべての著者が恐れることです。原稿がリジェクトされる原因として、執筆段階や投稿時に直せたはずの、きわめて基本的なミスや見落としが多いことをご存知でしょうか?以下に、リジェクトされる明らかな理由を挙げ、こうしたミスを防いでアクセプト率を高めるためのアドバイスをご紹介します。(インフォグラフィックのPDF版のダウンロードが可能です。)
ジャーナルが原稿をリジェクトする8つの理由
リジェクトのよくある理由をチェックし、次にジャーナルに論文を投稿する時はこれらを確実に避けるようにしましょう。
① 内容がジャーナルの対象領域に合致していない
⇒自分の原稿に合ったジャーナルを見つけましょう!
② 独自性、新規性、意義に欠ける
⇒結果が確実に一般化でき、実践的・臨床的・理論的な意味を持っているか確認しましょう。
③ 研究デザインに欠陥がある、あるいはリサーチクエスチョンの設定の仕方に不備がある
⇒文献レビューを徹底的に行い、最適な研究方法を選びましょう。
④ 書き方や構成に問題がある
⇒IMRAD構成に従い、構成をよく検討した上で原稿を準備しましょう
⑤ 言葉とスペリングに関する問題
⇒回りくどい表現を避けて簡潔明確に書き、スペルチェック機能を使いましょう
⑥ 視覚的な要素に不備がある
⇒図表、画像、グラフが正確で、ラベリングが明確であるか確認しましょう。
⑦ 意図しなかった倫理的問題(例:剽窃)がある
⇒剽窃を避けましょう。倫理的な出版に関するすべての規定に従いましょう。
⑧ ジャーナルの投稿規定を遵守していない
⇒投稿規定をよく読み、理解し、すべての規定に従いましょう。
注:原稿の質とは関係のない理由で原稿がリジェクトされることもあります。例として、ジャーナルの掲載スペースの制限、査読者の能力と経験と時間的余裕、ジャーナルの判定方針、同テーマで複数の投稿がある…などが考えられます。
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(このインフォグラフィックはJayashree Rajagopalanが作成しました。)