カリフォルニアの2大学、アルツハイマー病の研究データをめぐって法廷闘争へ
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)と南カリフォルニア大学(USC)が、国からの助成金を受けて行われたアルツハイマー病の研究権利をめぐって法廷で争っており、学術界のみならず世界中のマスコミの注目を集めています。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)と南カリフォルニア大学(USC)が、連邦資金助成を受けて行われたアルツハイマー病の研究権利をめぐって法廷で争っており、学術界のみならず世界中...
View Article「健康に関する情報は、皆が等しく知る権利を持つ」
ロバート・ポーター (Robert Porter)博士は、医療専門家や一般向けの医療情報源として古くから利用され広く普及しているメルクマニュアル(The Merck...
View Articleギリシャ債務危機によるR&D、保健医療、頭脳流出への影響
ギリシャの経済問題は、政治・経済体制の崩壊へと発展しました。研究者たちは、この経済危機がギリシャの研究開発費(R&D)、保健医療システム、そして頭脳流出の進行に及ぼす影響についての懸念を強めています。数年に渡ってくすぶり続けていたギリシャの経済問題は、国際通貨基金(IMF)に対する17億ドルの債務不履行によって政治・経済体制の崩壊へと発展しました。さらにギリシャは、IMF、欧州連合(EU)、...
View Article学術誌 “Spine”: 概要と投稿時のアドバイス
学術誌"Spine"の概要と投稿時のアドバイスをご紹介します。Spineはその名の通り、脊椎疾患を対象とする下位専門領域のジャーナルです。目的と研究領域Spineはその名の通り、脊椎疾患を対象とする下位専門領域のジャーナル。北米脊椎学会(North American Spine Society)の公式ジャーナルThe Spine Journalとは異なる。出版社Wolters...
View ArticlePubPeer開設者が氏名を公表し、新たな非営利団体として再組織
物議をかもしていた話題の掲載後査読ウェブサイト、PubPeer(パブピア)の開設者の姿がようやく明らかになりました。開設者らは、8月31日に掲載された記事の中でその正体を明らかにし、PubPeerを非営利のPubPeer...
View Article分野を超えた出版(論説)
近読んだ記事の中に、査読付きジャーナルに研究論文を発表するだけでなく、科学雑誌や新聞も含め、より広い読者に対して執筆活動を行うことの重要性を説いたものがありました。狭い専門分野の外に出てみれば、結局は誰しも一般人なのです。最近読んだ記事の中に、査読付きジャーナルに研究論文を発表するだけでなく、科学雑誌や新聞も含め、より広い読者に対して執筆活動を行うことの重要性を説いたものがありました。そうすることで...
View Article研究者の疑問を解決!2015年のDr. Eddyへの質問トップ10
Dr. Eddyとその仲間たちより、読者の皆様に新春のお慶びを申し上げます。2016年が皆様にとって良い年になりますように。今年もどうぞよろしくお願いいたします!今回は、昨年1年間に質問が多かった内容を一挙にご紹介します。2015年も幕を閉じましたが、昨年1年間、研究者を悩ませてきた問題を振り返ってみるのも面白いかもしれません。昨年はDr. Eddyにとって、実にエキサイティングな年でした。Dr....
View Articlepage proofでの修正について
Question Description: アクセプトされた論文があります。discussionにおいて引用した文献が間違っている部分をみつけたのですが、page proofで正しい文献に修正することは可能ですか。内容に変更はありません。Answer:...
View Article学術出版界のエキスパートに聞く
561207662015年は学術出版界にとって忙しい年でした。多くの実例がトレンドを決定していき、重大な発見があり、革新的な出来事もありました。エディテージでは昨年、出版界のエキスパートたちに、これらのトレンドについて意見を伺いました。今回は、彼らがシェアしてくれた知識を抜粋してご紹介します。実地経験に基づいたアドバイスを、ぜひ参考にしてください。出版界の専門家たちに聞きたいことや伝えたいことはあり...
View Article「良き科学」の条件とは?ステイシー・コンキール氏が研究評価指標について語る
学術文献関連のオンライン活動を追跡する企業、Altmetricのアウトリーチ・契約担当マネジャーであるステイシー・コンキール氏をご紹介しましょう。同氏は以前、研究者のオルトメトリクス(altmetrics)の利用を支援する非営利団体、Impactstoryの営業・研究部長を務めていました。また、インディアナ大学ブルーミントン校(Indiana University...
View Article英語論文の執筆:ノンネイティブのためのガイド(書評)
Science Research Writingに関する書評記事です。本書は、30年以上にわたって科学専攻の学生に学術英語を教えてきた著者が執筆した、現場から生まれた本です。本書が他の類書と異なるのは、その励ましの姿勢です。Science Research...
View Article論文がリジェクトされる8つの理由
リジェクト―それは、ジャーナルに論文を投稿するすべての著者が恐れることです。原稿がリジェクトされる原因として、執筆段階や投稿時に直せたはずの、きわめて基本的なミスや見落としが多いことをご存知でしょうか?...
View Articleスタンダード英文校正を使う理由
早稲田大学高等研究所准教授。専門は日本の古代史。英語で論文を書く人がまだまだ少数派の分野でありながら、積極的に英語で情報を発信し、新しいことに挑戦している。早稲田大学高等研究所の鈴木正信先生にインタビューをさせていただきました。ご専門は日本の古代史です。英語で論文を書く人がまだまだ少数派の分野でありながら、積極的に英語で情報を発信し、新しいことに挑戦されています。スタンダード英文校正をご利用いただい...
View Article様々なスタイルを理解するための研究者用リソース(書評)
著者は、ある特定のスタイル(書式)ではなく、別のスタイルを使うよう求められることがよくあります。この場合、単にスタイル上の問題であるから従わざるを得ない、と考えられがちですが、「スタイル」は、多くの著者や読者にとって全く別の意味を持っている場合があります。著者は、ある特定のスタイル(書式)ではなく、別のスタイルを使うよう求められることがよくあります。例えば、引用文の区切りにカンマを使わない、3桁ごと...
View Article論文の見出しのつけ方に関するアドバイス
適切な見出しのつけ方を知り、それをきちんと適用すれば、読者があなたの論文にざっと目を通すときに概要をつかみやすくなります。最初から最後まで通して読まれる論文は少ないのです。見出しの整え方に注意することが重要なのは、このためです。あなたの研究論文について予備知識のない人に、原稿を読んでもらいましょう。読んでもらったら、論文で使われているすべての見出し(heading)を用いてチャート図(組織図)を描い...
View Articleロシア唯一の民間基金団体、「外国エージェント」とみなされて閉鎖
科学研究を支援するロシアの民間基金が、政府から「外国エージェント」であるとの判断を下され、閉鎖に追い込まれました。この決定は、ロシア科学界の将来や士気に大きな影響を及ぼす可能性があります。過去13年以上に渡り、ロシアの科学者たちに1千万ドル以上の研究資金を提供してきたThe Dynasty...
View Article2016年、あなたの出版目標は?
年が明けてまもなくひと月が過ぎようとしていますが、まだまだ今後1年間の計画に思いを巡らせ、期待に胸を膨らませる時期です。学術出版界では、今年も新たな展開やトレンドの出現が期待されます。一方、研究者たちは出版のプレッシャーにうまく対処しようと気を引き締めていることでしょう。皆さんは、2016年の目標を決めましたか?年が明けてまもなくひと月が過ぎようとしていますが、まだまだ今後1年間の計画に思いを巡らせ...
View Article古代史研究の意義と英語での情報発信
早稲田大学高等研究所准教授。専門は日本の古代史。英語で論文を書く人がまだまだ少数派の分野でありながら、積極的に英語で情報を発信し、新しいことに挑戦している。鈴木正信先生へのインタビュー第2回です。今回は、日本の古代史を研究する意義と、研究者の武器となる英語での情報発信について伺います。日本の古代史を研究する意義――海外にも日本の古代史を研究している人はいるのですか?どこの国の人ですか?中国と韓国の研...
View Article非SI単位をSI単位に変換する:psi、メッシュ数、キンタル
査読付き国際ジャーナルに論文を投稿する場合、通常は国際単位系(SI)を使います。しかし世界各国ではさまざまな非SI単位が日常的に用いられています。本記事では、3つの非SI単位を取り上げてSI単位と非SI単位の換算について確認します。査読付き国際ジャーナルに論文を投稿する研究者は、たとえ自分の住む国ではオンス、フィート、華氏が使われていても、論文では通常、グラム、メートル、摂氏などの国際単位系(Int...
View Article修正原稿を提出するときのアドバイス/良い査読者になるためのヒント
長い時間をかけて一生懸命書いた原稿を第一希望のジャーナルに投稿したら、掲載拒否に――大多数の研究者が、この失意の経験を味わっています。しかし、トンネルの出口には明かりが見えています。立ち上がり、あなたの原稿にもっと適した、新たな場所を見つけましょう。 [本記事はウォルターズ・クルワー(Walters-Kluwer)社の著者向けニュースレター、Author Resource...
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