査読者不足:ジャーナル編集者の困難
多くのジャーナル編集者が、忙しいという理由で査読依頼を拒否されたり、すげなく無視されたりするケースが増えていると嘆いています。このような状況を作り出した原因と、現状打破の方法について考えます。本シリーズ第1・2回の記事では、Polar...
View Article科学論文での大文字と小文字の使い方:基本中の基本
科学論文では、大文字を過度に使用しているケースが多く見受けられます。これは、その逆のケースよりも多く見られます。多くのスタイルガイドが大文字使用について説明しているということは、その問題がかなり一般的であることを示しています。科学論文では、大文字を過度に使用しているケースが多く見受けられます。これは、その逆、つまり大文字とすべきところを大文字にしていないというミスよりも多く見られます。大文字の使用は...
View Article科学団体とノーベル賞受賞者、欧州での動物実験を擁護
欧州市民イニシアチブ(ECI)が、動物実験の廃止を求めて欧州委員会に嘆願書を提出しました。一方、科学団体やノーベル賞受賞者らは、動物実験は人間と動物の健康の発展のために引き続き必要である、としてこの提案に反対しています。欧州での科学研究および発展が、欧州市民イニシアチブ(European Citizen’s...
View Article世界中の研究者たちの集いの場を作る―2年間の胸躍る旅
エディテージ・インサイトは、この11月で2周年を迎えました!飛躍的な成長を遂げてきた私たちのこれまでの経験をシェアし、今後の予定をほんの少し覗いて頂ければ幸いです。エディテージ・インサイトは、この11月で2周年を迎えました!飛躍的な成長を遂げてきた私たちのこれまでの経験をシェアし、今後の予定をほんの少し覗いて頂ければ幸いです。我々エディテージ・インサイトの使命は、シンプルかつ明確でした。それは、世界...
View Article英語論文の出版における航海術(書評)
本記事は、書籍「A Scholar’s Guide to Getting Published in English: critical choices and practical...
View Article受理される論文投稿戦略
「受理される論文投稿戦略」セミナー、講義スライドはこちらからダウンロードして頂けます。『Nature』や『Science』『Cell』といった世界のトップ・ジャーナルでは、投稿される論文の大半が、その内容を精査されることなくリジェクトされると言われています。論文出版を巡る競争が年々激しくなるなか、アクセプトの可能性を少しでも高めるためには、投稿先の選定から論文の執筆、投稿後のジャーナルとのやり取りま...
View Article図表タイトルのつけ方に関するアドバイス
図表は、論文の本文の内容を補足するために使用されるものです。本記事では、図表タイトルについて、3つの点から考えてみます。図表は、論文の本文の内容を補足するために使用されるものです。本記事では、図表タイトルについて、3つの点から考えてみたいと思います。(図の場合、「タイトル」ではなく「キャプション」と呼ぶのが一般的です。)1....
View Article若手研究者のためのシステマティックレビューの書き方指南
システマティックレビュー(系統的レビュー)とは、現存する文献の徹底的なレビューを行い、定式化した課題について論じるものです。本記事では、システマティックレビューの種類と、標準的な手順や執筆方法に関するアドバイスをご紹介します。システマティックレビューとは?システマティックレビュー(系統的レビュー)とは、現存する文献の徹底的なレビューを行い、定式化した課題について論じるものです。このレビューでは、明瞭...
View Article出版計画の立て方とその必要性
ジャーナルに原稿を投稿してから受理・出版されるまでの期間は、数ヶ月から3-4年と、ジャーナルによって大きな開きがあります。多くの場合、論文出版では、「出版されるかされないか」よりも、「出版されるのはいつか」が問題になります。ジャーナルに原稿を投稿してから受理・出版されるまでの期間は、数ヶ月から3-4年と、ジャーナルによって大きく異なります。出版まで、なぜそんなに長くかかるのでしょうか?その理由は、た...
View ArticleRejectとFinal Decision Reject
Question Description: とある雑誌(Critical Care)に論文を投稿したところ、rejectで戻ってきました。 同じ雑誌で過去にもrejectされたことがあるのですが、その際はFinal Decision Rejectでした。 これは、可能性は少ないが、再投稿の余地はあると言うことでしょうか?Answer: “Final Decision...
View Articleエルゼビアの論文シェアに関する新方針、反OA的との批判
エルゼビア社が、「ジャーナル論文のシェア及び提供に関する方針」の改定を発表しました。ところが、論文への即時アクセスや自由なシェアを阻害するものであるとして、新方針への批判が寄せられています。2015年4月30日、エルゼビア(Elsevier)社は同社におけるジャーナル論文のシェア(共有)及び提供に関する方針の改定を発表しました。この方針は、エルゼビアのジャーナルに投稿され出版された論文を、出版プロセ...
View Article図書館を基盤とする出版グループの新たな連携
若手司書のサラ・リッピンコット(Sarah Lippincott)氏は、非営利組織Educopia InstituteのLibrary Publishing Coalition (LPC)で、企画と運営管理を担当しています。ノースカロライナ大学チャペルヒル校で図書館学の修士号を、ウェズリアン大学(Wesleyan...
View Article論文投稿倫理
エリザベス・ウェージャー先生による「出版倫理セミナー」の資料はこちらからダウンロード出来ます。「知らなかった」では済まされない学術研究・出版倫理のルールとマナー。出版倫理委員会(COPE)元議長のエリザベス・ウェージャー氏が研究キャリアを守る為に欠かせない倫理的な研究発表のポイントを学ぶセミナーを開催します。倫理指導の機会としてお役立てください。出版倫理とは何か?何が問題となり得るか?(ケーススタデ...
View Article倫理に関する承認の必要性:ケーススタディ
倫理規定の承認ルールが国によって異なるために、問題が生じることがあります。特定の国の研究者が、国際ジャーナルで出版できないケースがあるのです。事例:エディテージは、保健医療に関する論文を書いた、ある途上国在住の著者から連絡を受けました。その研究は観察が主体で、様々なケアに対する患者の反応をベースとしており、医療介入は含まれませんでした。患者からはインフォームドコンセントを取得しており、論文では患者が...
View Article若手研究者のためのケースレポートの書き方指南
ケースレポートは、臨床診療から得られた新しい知識を普及させるための手段です。また、初めて論文を書く医学生や研修医にとって着手しやすい形式と言えます。ケースレポート(症例報告)とは何か?ケースレポートは、医学コミュニケーションの形式のうち、最も古くから存在するものです。ケースレポートあるいはケーススタディ(事例研究)は、臨床診療から得られた新しい知識を普及させるための手段です。医師は、周知のものとは異...
View Articleなぜステータスが「decision in process」から「With Editor」に変わったのでしょうか?
Question Description: 最近シュプリンガーのあるジャーナルに送った修正原稿のステータスが、次のように変わっていました。 11月9日:Submitted to the Journal 11月11日:under review 12月3日:under review 12月5日:Required reviews completed 12月11日:Decision in process...
View ArticleCorresponding authorとAuthor Orderの変更
Question Description: こんにちは。困ったことがあります。現在ようやくの思いでminor revisionに持ち込んだ論文があります。ここで、突然教授がCorresponding authorとAuthor...
View Articleシュプリンガー社、不正査読で論文64本を撤回
非倫理的な出版行為があったために大量の論文を撤回するという事態は、学術界で過去何度か起こっています。直近の大量の論文撤回は、学術出版社最大手のシュプリンガー社で起こりました。非倫理的な出版行為があったために大量の論文を撤回するという事態は、学術界で過去何度か起こっています。直近の大量の論文撤回は、学術出版社最大手のシュプリンガー(Springer)社で起こりました。8月18日、シュプリンガーは、論文...
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