「査読の訓練を、博士課程に取り入れるべきです」
2016年Sentinels of Science(科学の門番)賞を受賞。医学統計学の教授や上級講師として、ルンド大学(スウェーデン)など複数の学術機関で勤務し、現在は独立統計コンサルタントとして活動している。Osteoarthritis and Cartilage誌の副編集長、British Journal of Surgery誌の統計編集者、Acta...
View Article査読者の指定について
Question Description: 査読者の指定が必要(強制)なJournalがあります。これはどのように指定すべきなのでしょうか? 上司が、山のように(断れない)査読が回ってきて御疲れぎみからなのか、よくいわれるのは、「これを知り合いの教授に指定するのは、(ビジネスマナー上) 失礼だ」とのこと 狭い世界なので指定された側からすると、知り合いの論文の査読依頼があれば...
View Article文献レビューはどの時制で書くべき?
Question Description: 「同じ刺激によって同じ結果を得ている2つの論文がある」ことを書く場合、どの時制を使うべきですか?回答ご質問は、同一/同様のテーマに関する先行研究を説明するための論文セクション(序論または考察)についてでしょうか。あるいは、文献レビューにおける論文一般についてのご質問でしょうか。前者の場合、たとえば「Jones (2013) found...
View Article博士論文とジャーナル論文の9つの違い
博士号取得後に博士論文をジャーナル論文として出版することは、論文出版を始めるにあたっての1つの足掛かりとなります。執筆を開始する前に、まずは博士論文とジャーナル論文の違いをよく理解しておくことが重要です。博士論文とジャーナル論文の9つの違いを、図にまとめました。研究者は、論文の出版という大きなプレッシャーに晒されています。そうした状況において、博士号取得後に博士論文をジャーナル論文として出版すること...
View Article修正論文投稿後の査読期間やステータスについて
Question Description: Dr. Eddy、初めて質問させていただきます。 今年の3月末にPLOS ONEに論文を投稿いたしました。5月末にはmajor revisionsの連絡をいただき、修正論文を指定期間内の7月頭には投稿いたしました。その後2カ月ほど経つのですが、連絡もなく、ステータスも「Manuscript Submitted to...
View Articleピアレビュー・ウィーク2017に参加しよう!
ピアレビュー・ウィークは、さまざまな機関が集まり、査読をテーマとして継続的なディスカッションを行うための世界的イベントです。今年のテーマは「Transparency(透明性)」。期間中は、さまざまなテーマに焦点を当てたイベントが開催されます。ピアレビュー・ウィークは、学術出版において中心的役割を果たしている「査読(ピアレビュー)」に光を当てるための、世界的なイベントです。2017年9月11~17日に...
View Article大幅修正の判定を受けた論文の採択率はどれくらいですか?
Question Description: 論文を投稿したジャーナルの編集者から以下のメールを受け取りました:「査読者からのコメントを踏まえると、貴論文を出版するためには大幅修正(Major...
View Articleイスラエルが韓国を抜き、世界一の研究開発投資国に
OECD(経済協力開発機構)の発表によると、これまで科学研究費のGDP比率が世界でもっとも高かったのは韓国でしたが、イスラエルがそれを上回りました。背景には、独創的なプログラムの存在があったようです。2017年2月7日、パリに本部を置くOECD(経済協力開発機構)が、OECD加盟国の2015年の研究開発投資に関するデータを発表しました。発表によると、イスラエルはGDP(国内総生産)の4.25%を研究...
View ArticleUnder review→Reviewer invitedになってました。
Question Description: Dr.Eddy 初めて質問させて頂きます 投稿論文のレビュー状況のステータスを 確認したら、「Under review」の表示から「Reviewer invited」に変わっていました。 これまでのステータスの経過は、 6月18日 Manuscript Submitted 6月20日 with Editor 6月28日 Reviewer invited...
View Articleヒンダウィ(Hindawi)社が国際STM出版社協会からの離脱を表明
オープンアクセス出版社のヒンダウィ社が、国際STM出版社協会からの離脱を決めました。同社CEOのポール・ピーターズ氏は、「STMは過去のビジネスモデルを守ることに力を入れており、新たなモデルの発展に消極的である」ため、今回の決定に至ったとしています。最大手のオープンアクセス専門出版社の1つであるヒンダウィ・パブリッシング・コーポレーション(Hindawi Publishing...
View Articleuniformityとhomogeneityの違い
Question Description: 論文中に以下の記述があったのですが、non-uniformityとnon-homogeneityの違いがよく分かりません。回答文脈や研究分野が不明なため、具体的にお答えするのは困難ですが、一般的に言って、"non-uniformity"はサイズや形状等が違っている場合に使うのに対し、"non-homogeneous"は、異なる物質でできている場合に使います。
View Article「オルメトリクスで研究のインパクトを測るのは時期尚早です」
トゥルク大学教育社会学研究ユニット(RUSE)ポスドク研究員、ウォルバーハンプトン大学統計サイバーメトリクス研究グループ名誉主任研究員、オーボ・アカデミー大学情報学部准教授。オルメトリクス、ウェボメトリクス、サイエントメトリクス(科学計量学)、Web 2.0、Library...
View Article「この論文が正しいなら、現在の経済学は成り立たない」
学術出版の最前線で戦っている人々にとって、厳しいフィードバックは日常茶飯事です。ノーベル経済学賞受賞者のジョージ・アカロフ氏も、キャリアの最初の頃は、論文のリジェクトという学術界の厳しい洗礼を受けていました。「If this is correct, economics would be different(この論文が正しいなら、現在の経済学は成り立たない)」。この言葉は、Journal of...
View Articleテキストの引用について。
Question Description: 物理学の翻訳の依頼をしています。中学や高校の教科書に載っている物理現象の内容を論文に引用しました。この場合、参照引用を記載する必要があるのでしょうか。...
View Article査読の問い合わせ先を教えて下さい.
Question Description: 初めて質問させていただきます. 5月の終わりに論文を投稿したところ,うまく進んだのか,7月初めにはステータスがunder reviewになりました.しかし,それから約2週間後の7月終わりにはreviewers assignedに戻ってしまいました.その後,8月中旬にステータスは変わらず,status...
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