北朝鮮は、核廃絶で科学界での存在感を高められるか?
北朝鮮最高指導者の金正恩氏は最近、同国を「科学技術力および人材力を有する国家」にシフトさせていく考えを持っていることを明らかにしました。これまでは軍事力を強化するための研究に力を注いできた北朝鮮ですが、その研究分野は、材料科学、物理学、数学などにも徐々に広がりつつあります。2018年4月末、北朝鮮は核実験場を閉鎖することを約束し、この決定に伴って行われた韓国との南北首脳会談は、両国の関係改善を予期さ...
View Article質の高い論文とは、どのようなものですか?
Question Description: 論文の質の高さは、どのように見分けたらよいですか?回答論文の質を評価することは、簡単ではありません。質の高い論文にたくさん触れ、経験を積むことで、質の良し悪しが分かるようになります。とは言え、質が高いかどうかを判断するための基本的な目安として、以下のポイントが挙げられます:出版元はどこか?...
View Article学会発表で効果的に研究をツイートするための5箇条
研究に関するコミュニケーションでは、ソーシャルメディアが重要な時代です。学会発表に関する実況ツイートを行うことで、効果的な研究コミュニケーションが可能になり、ネットワークの構築や共同研究の機会をつかむきっかけが得られます。研究に関するコミュニケーションでのソーシャルメディアの重要性については、博士課程に進学する前から認識していました。しかし、博士課程の学生や若手研究者のほとんどがそうであるように、私...
View Articleイラン核合意からの米国の離脱が科学に及ぼす影響
今年5月、米国がイラン核合意からの米国の離脱を発表しました。各国がこの動きに対する懸念や見解を表明する中、科学コミュニティもまた、今回の決定が科学の未来に及ぼす影響を懸念しています。2018年5月8日、ドナルド・トランプ米大統領は、イラン核合意からの米国の離脱を発表しました。ホワイトハウスは、「イランと関連する事業を縮小すること」を目的として、厳格な経済制裁を再開する意向を示しています。多くの国々が...
View Article頭脳逆流:中国人研究者が中国に戻る理由とは
20世紀後半から21世紀初頭、科学研究者としてのキャリアを開拓する機会が十分に与えられていなかった当時の中国人研究者は、米国をはじめとする西洋諸国にその拠り所を求めました。しかし、そのような時代は過ぎ去り、現在の中国では逆転現象が起きています。近年、中国の経済や科学技術は空前の発展を遂げており、世界中から注目を集めています。この新興超大国は、研究成果や研究投資の面で将来的に米国を凌駕すると考えられて...
View Article若手研究者のためのデジタルツールガイド:文献検索と文献管理ツール
多くのタスクやプレッシャーを抱える現代の研究者をサポートするために、学術出版界ではさまざまなイノベーションが生まれており、文献検索や研究の発信をサポートするデジタルツールが数多く登場しています。研究や学術出版界の状況は、世界中で変化を見せています。競争が激化する学術界において、科学者はより短期間で論文を出版しなければならないというプレッシャーに晒されています。その一方で、ジャーナルの出版プロセスは遅...
View ArticleMinor revisionからのdecision in processはどのくらいまてばいいのでしょうか?
Question Description: お世話になります。先日editage様に校正依頼お願いしたcase reportが某ジャーナルにminor revisionとなりました。比較的簡単な修正内容でありすぐ修正し再投稿したところdecision in...
View Articleスウェーデンのコンソーシアムがエルゼビアとの契約更新を拒否―欧州で高まるオープンアクセス化への気運
世界中で起きている出版社とコンソーシアムの対立に、収束の兆しが見えません。ドイツ、フランス、オランダのコンソーシアムが学術出版社との契約を打ち切る中、スウェーデンのコンソーシアムも、出版大手エルゼビアとの契約を更新しないことを発表しました。世界中で起きている出版社とコンソーシアム(共同事業体)の対立に、収束の兆しが見えません。ドイツ、フランス、オランダの大学や図書館を含むコンソーシアムが学術出版社と...
View Article「科学者=ホコリっぽい研究室にいるヒゲを生やした男性」とは限りません
フリーの科学ジャーナリスト。インドの女性科学者へのインタビューや彼女たちによるブログを掲載するユニークなプラットフォーム“The Life of...
View Article論文再提出後の受理の確認について
Question Description: 論文が一度査読を受け、Major Revisionで返ってきたために修正をして再度提出しました。しかし再提出後の論文受理の返信がなく、出版社に受理されたかを確認をしたい旨をメールしましたが数日しても返信がありません。 このまま再提出の期限を過ぎてしまう可能性があり、どのように対応すれば良いか悩んでいます。...
View Article公私にわたるパートナー:ノーベル賞を受賞した5組の夫婦
研究者にとって、ノーベル賞の受賞はこの上ない栄誉です。血縁関係や婚姻関係にある研究者同士がノーベル賞を受賞するのは非常に珍しく、夫と妻がともにノーベル賞受賞者となった夫婦は、これまで5組しかいません。その5組の夫婦の受賞理由や豆知識を紹介します。研究者にとって、ノーベル賞の受賞はこの上ない栄誉です。ノーベル賞は、物理学、化学、医学・生理学、文学、経済学、平和の分野で、傑出した発見や活動を行なった研究...
View Article査読プロセスで1年が経過しようとしています
Question Description: 某雑誌に投稿して1年が経過しています.その間,under reviewのままであり,進捗状況に変化がありません.1st decisionもありません.月に1回程度はeditorial officeにeditor-in-chief宛てに確認の連絡を行っていますが,何も返答がありません.別の雑誌に投稿をしようとも考えていますが,under...
View Articlemajor revisionからのreviseについて。
Question Description: お世話になっております。今回初めて論文を投稿しました。メジャーな雑誌に投稿し2か月ほどでmajor revisionの判定が帰ってきました。ほとんど答えられる内容だったため、しっかり返答を行ったうえでreviseを行いました。reviseして3週間ほどでwith editorからDecision in...
View Article著者校正のミス発覚後の対応
Question Description: インパクトファクター2点台後半のWolters Kluwer Healthの、ある医学雑誌にアクセプトされました。著者校正の連絡が来て、校正を作成しassignment filesにタスクを送信し、校正作業を完了させました。しかし、1日後に校正ミスを見つけてしまいましたが、assignment...
View Article中国政府が研究不正を厳重に取り締まる新ガイドラインを発表
科学研究先進国の1つである中国は、国内の研究者に研究公正を高水準で順守させるための取り組みを精力的に行なっています。2018年5月30日、中国政府は、科学者や学術機関の研究公正の順守を監視・評価するための新たなガイドラインを発表しました。科学研究先進国の1つである中国は、国内の研究者に研究公正を高水準で順守させるための取り組みを精力的に行なっています。2018年5月30日、中国共産党および国務院は、...
View Article結果の確認用に実行ファイルの提出を求められることはありますか?
Question Description: エルゼビアのコンピューター科学分野のジャーナルに論文を投稿したところ、修正して再投稿という判定を受けました。査読者の1人からは、結果の確認用の実行ファイル(executable...
View Article