非英語ネイティブ研究者が学術出版における課題を克服するには
中国人土壌学者の葛体达(Tida Ge)博士は、華中農業大学(Huazhong Agricultural University, China)で土壌・植物栄養学の科学士号、青島農業大学(Quindao Agricultural University,...
View Article科学を語ろう:研究者が一般市民と交わるべき理由
科学がお茶の間の話題に上ることはあまりありません。一般市民は、「科学は難しいので利害関係者(=研究者)に任せておけばいい」と思っている節があります。研究者と一般の人々との間にコミュニケーション・ギャップが存在することで、科学に関する情報が十分に伝達されず、科学的な問題への意見が分かれ、十分な情報に基づいた政策決定が行われないという状況が生じています。科学がお茶の間の話題に上ることはあまりありません。...
View Articleリジェクトされた論文を修正して、同じジャーナルに再び投稿しても良い?
Question Description: 論文がリジェクトされました。その後大幅に修正を行い、新しいデータを50%以上追加しました。修正したこの論文を、まったく新しい別の論文として同じジャーナルに投稿することはできますか?Answer:...
View Article出版競争における敗者---それは科学?
研究テーマの選択は、研究者個人のキャリアに直接的な影響を及ぼします。このため研究者は、先行きが不安定な革新的テーマと、ある程度将来を見通せる伝統的テーマとの間で、どちらを選ぶかの決断に揺れることになります。過剰な出版競争の弊害について考えます。"科学者が選択する研究テーマは、科学者個人のキャリアに影響を及ぼす。科学者たちの選択の組み合わせは、科学の発見全体の方向性と効率性に影響を及ぼす。"-...
View Articleグラフィカルアブストラクトの規定が不明瞭で著者が混乱:ケーススタディ
ある著者が投稿した論文が、査読の結果、大幅修正を求められました。それと同時に、編集者からは「50ワードの文章を添えたグラフィカルアブストラクト(図解した抄録)を論文に含めるように」と言われました。ジャーナルの著者向け指針には、グラフィカルアブストラクトに関して何の記述もなかったため、著者は混乱しました。さて、どう対応すればよいでしょうか。事例:...
View Articleなぜ著者が査読者を推薦しなくてはいけないの?誰を選べばよい?
Question Description: 投稿先のジャーナルが、査読者を最低3名推薦するようにと言っています。これはどういうシステムなのでしょうか?また、どのように選んだらよいのでしょうか?Answer:...
View Article博士号取得者の就職先に関する最新調査でわかったこと
博士号取得者が年々増加していることは周知のとおりですが、彼らがその後どのようなキャリアを歩むのかはあまり知られていません。学術界にとどまる人の割合、産業界に進む人の割合、所得水準なども含めて、明確なことは分かっていない状況です。こうした情報を得るため、博士課程を修了した様々な分野の学生を対象とした調査が行われました。博士号(PhD)取得者が年々増加していることは周知のとおりですが、彼らがその後どのよ...
View Article学術誌“Biological Psychiatry”:概要と投稿時のアドバイス
Researchers considering Biological Psychiatry will find essential information and submission facts about the journal. 目的と研究領域主な神経精神疾患の病態生理学と治療を扱った、幅広いテーマの基礎研究・臨床研究の論文を掲載。出版社エルゼビア/Society of Biological...
View Article論文の共同執筆の枠組みを変える多言語対応型プラットフォーム
Overleaf – Redefining scientific collaboration with a multilingual writing and publishing platformエディテージ・インサイトを運営するエディテージ(カクタス・コミュニケーションズ)の米国オフィス代表、ドナルド・サミュラック(Donald Samulack)氏が、ロンドンのDigital...
View Article歴史分野の本のブックレビューを依頼されました。
Question Description: 歴史分野の本のブックレビューを依頼されました。A history book review, 700-1000words, only form one or two chapers....
View Articleオリーブ枯死の放置でイタリア人研究者9人が告訴される
イタリアのオリーブ園で2013年、オリーブの木が枯死に至る病気に侵され始めました。細菌の拡散を阻止しようとしたイタリア人研究者9人と政府関係者1名が、病原体の伝染拡大の責任を問われ、取り調べを受ける事態となっています。オリーブの木を枯死させる細菌の拡散を阻止しようとしたイタリア人研究者9人と政府関係者1名が、病原体の伝染拡大の責任を問われ、取り調べを受ける事態となっています。2013年、イタリアのプ...
View ArticleCRISPRの特許を巡り、2つの研究チームが法廷闘争
ゲノム編集技術であるCRISPR-Cas9の特許を巡り、2つの研究チームが激しい法廷闘争を繰り広げています。CRISPRは、致命的病の治癒や研究室での臓器作成など、様々な応用の可能性があることから、2014年最大のブレイクスルーとの呼び声が高いものでした。ゲノム編集技術であるCRISPR-Cas9の特許を巡り、2つの研究チームが激しい法廷闘争を繰り広げています。CRISPRは‘clustered...
View ArticleCabell’s InternationalとエディテージがCabell’s Editing Servicesを起ち上げ
エディテージはこの度、Cabell’sとの提携関係を結びました。英文校正と出版支援で業界をリードするエディテージは、 Cabell’s Editing Servicesを通じ、英文校正、ジャーナルへの論文投稿、テクニカル・レビュー等、著者向けの原稿準備サービスを提供します。2016年5月31日(エディテージ; 米国トレボース):...
View Articleステータス「Reject-Resubmission Allowed」
Question Description: ステータスがReject-Resubmission Allowedという初めて体験するケースで、editorからの返信に Please review the comments below for a more detailed understanding of the manuscript's disposition. If the authors can...
View Articleトムソン・ロイター、Journal Citation Reports(JCR)2016をリリース
トムソン・ロイターから、2016年のJournal Citation Reports(JCR)が発表されました。JCRは、査読付き論文の評価において世界最大の影響力を誇るリソースで、インパクトファクターなど、ジャーナル評価指数の年次データを掲載しています。トムソン・ロイターの知的財産・科学事業部門(Intellectual Property(IP) & Science business of...
View Articleエディテージとアクシオス・レビューが提携:高品質の校正&査読サービスを提供
英文校正・編集および翻訳・出版支援・教育サービスで業界をリードするエディテージは今年1月、独立査読サービス会社のアクシオス・レビュー(Axios...
View Articleインパクトファクターをどう見るか: エキスパート7人の視点
インパクトファクターについては、これまでに様々な議論がなされてきました。インパクトファクターは絶対に必要だと考える研究者もいれば、なくしたほうがよいと思っている研究者もいます。また、他の評価方法と併用したらどうかと考える第3のグループも存在します。学術出版界のエキスパートたちはどう見ているのでしょうか?トムソン・ロイターは数日前、ジャーナルのメトリクス(指標)と研究のインパクトを評価するデータとして...
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