投稿・リジェクト・再投稿の手間を解決:アクシオス・レビュー
ヴァインス氏は、独立査読機関であるアクシオス・レビュー(Axios Review)の編集長/創設者です。エジンバラ大学で進化生物学の博士号(PhD)を取得後、ブリティッシュ・コロンビア大学でポスドク研究員を務めました。その後学術出版界に進み、ワイリー社のジャーナル、Molecular EcologyとMolecular Ecology...
View Articleジャーナル出版の舞台裏:編集者の視点から論文投稿後の流れを語る
ジャーナルでの論文発表は、研究結果やアイデアを広く伝えるための重要な手段です。しかし、論文を投稿してから決定が下されるまでの過程は不透明です。研究者はジャーナルに論文を投稿した後、たいていの場合は何ヶ月も待たないと、論文の掲載可否を知ることができません。この間に一体何が起こっているのか、研究者には知る由もないのです。ジャーナルでの論文発表は、研究結果やアイデアを広く伝えるための重要な手段です。一流ジ...
View Article変わりゆく学術界におけるインパクトファクターの”インパクト”
ここ数年来、学術出版界では代替指標に関する活発な議論が繰り広げられてきました。研究のインパクトを、人々の生活との関連度やその改善度、ソーシャルメディアでとりあげられた回数、あるいは非専門家の間の認知度で測るというアイデアもありました。様々な議論を経た今、インパクトファクターを取り巻く学術界の現状を考察します。私が初めて書いた学術関係のブログ記事は、インパクトファクターに関するものでした。それは201...
View Article発表済み論文の、外国雑誌への投稿・国際学会での発表の可否について
Question Description: 既に医学雑誌で発表済みの日本語原著論文を、他の外国雑誌にも投稿できますか?または国際学会・他分野の学会で発表だけでもできますでしょうか。...
View Articleネガティブな研究結果への出版バイアスに苦悩する著者:ケーススタディ
論文執筆中のある著者が、仮説から研究結果が乖離しつつあることに気づきました。実験結果は著者の予想と異なっていたのです。そこで著者は、ある論文執筆サポート会社に、仮説に合うように結果の分析を書き直すことを依頼しました。しかし「そのような依頼は非倫理的である」として断られてしまいます。その後エディテージ・インサイトにアドバイスを求めた著者は…?事例:論文執筆中のある著者が、仮説から研究結果が乖離しつつあ...
View Article"Evaluation recommendation"という論文ステータスの意味は?
Question Description: 1ヶ月以上前、あるジャーナルに論文を投稿しました。編集者から、私の推薦する査読者と連絡が取れないので、他の査読者を提案してほしいと言われました。別の査読者を推薦した後、論文のステータスが「査読中」(“Under review”)から“Evaluation...
View Article事例史はレビュー論文?また、所属先を2つ書いても良い?
Question Description: こんにちは。北半球で流行した感染症についての論文を書きたいと思っています。他の人が書いた論文を要約した事例史(case...
View Article科学出版における不正:論文を人質にとる行為
競争の熾烈な科学出版界では、論文投稿をわざと遅らせる、著者資格を不当に要求する、指導教官としての権力を振りかざす、等の不正行為が見られます。本記事では、論文が不当にも「人質」にされ、科学の進歩が妨げられている状況についてお伝えします。「科学の道は往々にして苛烈であり、論文出版が成功を測る通貨となっている」―「科学と出版の世界は必ずしも公正ではない」科学研究の競争の激しさは過熱の一途をたどっています。...
View Articleモントリオール神経学研究所―科学機関として初めてオープンサイエンス方針を採用
オープンサイエンスの取り組みを支援し、科学知識へのアクセスを促して透過性を高めることに熱心な科学者が増えています。そんな中、マギル大学のモントリオール神経学研究所(MNI)が、科学研究機関として初めてオープンサイエンス方針を採用しました。オープンサイエンスの取り組みを支援し、科学知識へのアクセスを促して透過性を高めることに熱心な科学者が増えています。ヒトゲノム・プロジェクトなど、政府の助成を受けた取...
View Article1つのジャーナルに複数の論文を投稿する場合、連絡著者が同じでもよい?
Question Description: 私が所属する研究機関では、論文を投稿する際の連絡著者(contact...
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